AISHO(アイショウ)AISHOではこの度3月22日から4月25日まで水戸部七絵の個展「SUNDAY MARKET」を開催いたします。
水戸部七絵は神奈川県生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画を修了後、千葉と東京を拠点に活動しています。
水戸部の作品は、引用した写真や雑誌、ポップカルチャーのイメージなどをもとに、身体性を伴った太く荒々しいストロークや、厚く塗り重ねられた油絵具によって表現されています。そこに描かれるイメージは写実的に再現されるものではなく、絵具を過剰に塗り重ねる行為のなかで構図が乱れ、崩れ、歪みながら立ち現れます。
その作品にはメタ的な視点が多分に含まれており、イメージ文化が氾濫する現代において、絵画と身体性の関係を明確に示しています。また、絵具の物質性を前面化する姿勢は20世紀の表現主義絵画を明確に継承するものであり、ウィレム・デ・クーニングをはじめ、ジュリアン・シュナーベルやアンゼルム・キーファーなどのネオ・エクスプレッショニズムが持っていた絵画の身体性と感情表現を、現代のメディア社会におけるイメージを通してトレースしていると言えるでしょう。
本展覧会「SUNDAY MARKET」では、これまでの展覧会とは異なる試みとして、作家の過去・現在・未来を横断的に紹介します。会場には最新作や未発表作品をはじめ、私物、物販、プライベートコレクション、貴重な作品制作資料などが一堂に並び、実際の“蚤の市”のように、見て発見する楽しさを味わっていただけます。作家のアトリエを覗くような感覚で、水戸部七絵の思考と創作の軌跡を辿る展覧会となります。
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