hRp_a(ハラッパ)本展「Hidden Nook - 隠れた小さな部屋 -」では、誰の心にも潜む、隠され、守られ、容易には言葉にならない領域に焦点を当てます。
MOMOはこれまで一貫して、言葉を単なる意味の伝達としてではなく、質量や奥行きを持つ存在として捉え、作品のなかに描き出してきました。その背景には、家族という最も近しい存在のなかに感じた未知や恐怖、また、恋人という存在に安らぎを求めながらも、その関係の不確実さに繰り返し触れてきた経験があります。そうした感情は消化されないまま内側に残り、制作の初期衝動となってきました。描くことは、痛みを昇華することもあれば、見過ごしていたものまで見えてしまうことでもあります。
誰かに救ってほしいと願っていた種類の苦しみが、結局は誰の手にも渡せず、自分のなかに残り続けるものなのだと知ってしまう。また本展では、絵画作品に加え、「部屋シリーズ」として、ベッド、心のメモ、本、音楽、暗い空間に置かれたわずかな照明によって構成されるインスタレーションを展開します。
そこには、作家自身の部屋を想起させる私的な空間が立ち上がります。部屋は、作家にとってあらゆる感情と思考が始まり、また終わる場所であり、外の世界から持ち帰られた不安や孤独、記憶を引き受ける場所でもあります。
すべてのことは、私の部屋で終わり、また始まる。
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