滋賀県立陶芸の森神山清子(1936-2023)は、信楽焼の女性陶芸家の草分けとして知られています。
また、映画「火火」や連続テレビ小説「スカーレット」から、彼女を知った方も多いかも知れません。
神山清子の作陶は1953年に入社した陶器会社での絵付けにはじまります。火鉢の絵付けで才能を発揮しましたが、石油ストーブの普及による火鉢の低迷を機に独立。信楽でクラフトデザインを指導した日根野作三や、造形を八木一夫や熊倉順吉に学びました。
古信楽の陶片との出会いから薪窯焼成をはじめた神山清子は、1970年から晩年まで精力的に作陶活動を展開し、薪窯でラスターの輝きを生み出すなど、独自の自然釉の美しさを探求しました。また、韓国での作陶指導や世界各地への旅など、海外でのさまざまな出会いと交流をとおして作風の幅を広げていきました。
神山清子の試行錯誤を重ねてきた半世紀に及ぶ作陶は、まさに時代に向き合いさまざまな困難を乗り越えてきた陶産地・信楽の姿と重なります。 本展では、「人の心の中にいつまでも残る自然釉」を目指し、たくましく生き抜いた神山清子の生涯を辿ります。
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日時: 7月19日(日)・8月9日(日)・23日(日)13:30~
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