公開日:2026年2月9日

大阪・関西万博の建築とデザインの秘密。「みゃくみゃくとつなぐ展」東京・日本科学未来館で開催

アフター万博企画第1弾として東京・日本科学未来館で開催。会期は2月18日〜4月13日

「みゃくみゃくとつなぐ展」メインヴィジュアル 画像提供:公益社団法人2025 年日本国際博覧会協会

東京初公開となる実物展示、デザインシステムと建築の成果を公開

東京・日本科学未来館は「未来社会の実験場」のコンセプトのもと開催された「大阪・関西万博」を振り返り、その成果を未来へとつなぐ企画として「みゃくみゃくとつなぐ展 ~万博とひらく未来~」を、2月18日から4月13日まで開催する。

万博での「霜降り肉」
万博での「ミライ人間洗濯機」

本展では、大阪・関西万博で紹介された3Dバイオプリント技術を使った「家庭で作る霜降り肉」、ヒトiPS 細胞を心筋細胞に分化させて作り出した「心筋シート」、「ミライ人間洗濯機」(入浴体験はなし)など、未来の食やヘルスケアに関する先端科学技術の実物が展示。そして、市民参加型のデザインシステムや若手建築家による挑戦といった、万博を支える創造的プロセスにも光を当てている。

また、万博会場全体を包み込んでいた「サウンドスケープ」も再現。7人のコンポーザーが手がけたサウンドが、会場をひとつの生態系(地球)と見立てて、緩やかに調和するのを体感することができる。

万博の成果を未来へとつなぐ

会場では、クリエイティブディレクター・引地耕太によるデザインシステムのプロポーザル資料や、万博のデザインに関わる出来事をまとめた年表などが公開される。また、市民による二次創作キャラクター「こみゃく」も展示され、開かれたデザインの実践例を紹介する。

「EXPO2025 Design System」 WORLDコアグラフィック「Inochi」

建築面では、藤本壮介がデザインプロデュースした会場計画や、藤本が設計した大屋根リングの記録映像も一挙公開。さらに、工藤浩平小俣裕亮米澤隆といった若手建築家が手がけた3つの施設建築が紹介される。石という素材を通して“コスパ”を再構築する試みや、1970年の万博で取り入れられた建築技術「空気膜構造」の再解釈、万博終了後活用まで見据えた設計コンセプトなど、常識にとらわれない建築的挑戦の数々を見ることができる。会場を訪れ、万博を未来社会へとつなげる取り組みを体感してほしい。

工藤浩平 Time-scape Pavilion
小俣裕亮 レスポンシブ・ストラクチャー
米澤隆 積み木のような建築

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